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ヘボン式ローマ字一覧表|パスポート申請時の変換ルールと注意点

パスポートや国際運転免許証で使われるヘボン式ローマ字の変換ルールを、一覧表と具体例で解説します。

ヘボン式ローマ字とは

ヘボン式ローマ字は、アメリカ人宣教師ジェームス・カーティス・ヘボン(James Curtis Hepburn)が考案した日本語のローマ字表記法です。日本のパスポートの氏名表記に採用されているほか、駅名表記や道路標識にも広く使われています。

訓令式ローマ字(「し」→ SI、「つ」→ TU)とは異なり、英語の発音に近い表記(「し」→ SHI、「つ」→ TSU)が特徴です。

清音の変換表

基本的な清音のヘボン式ローマ字一覧です。訓令式と異なる表記は「し(SHI)」「ち(CHI)」「つ(TSU)」「ふ(FU)」の4つです。

あ段い段う段え段お段
あ行AIUEO
か行KAKIKUKEKO
さ行SASHISUSESO
た行TACHITSUTETO
な行NANINUNENO
は行HAHIFUHEHO
ま行MAMIMUMEMO
や行YAYUYO
ら行RARIRURERO
わ行WAO
N

濁音・半濁音の変換表

あ段い段う段え段お段
が行GAGIGUGEGO
ざ行ZAJIZUZEZO
だ行DAJIZUDEDO
ば行BABIBUBEBO
ぱ行PAPIPUPEPO

拗音の変換表

「きゃ」「しゃ」「ちゃ」などの拗音のヘボン式表記です。「しゃ」は SHA(訓令式では SYA)、「ちゃ」は CHA(訓令式では TYA)となります。

きゃ行KYAKYUKYO
しゃ行SHASHUSHO
ちゃ行CHACHUCHO
にゃ行NYANYUNYO
ひゃ行HYAHYUHYO
みゃ行MYAMYUMYO
りゃ行RYARYURYO
ぎゃ行GYAGYUGYO
じゃ行JAJUJO
びゃ行BYABYUBYO
ぴゃ行PYAPYUPYO

特殊ルール(促音・撥音・長音)

パスポート申請時に特に注意が必要な特殊ルールです。外務省の旅券法施行規則に基づいています。

ルール説明
促音(っ)きって → KITTE次の子音を重ねる。ただしCH(ち・ちゃ・ちゅ・ちょ)の前はTを加える(例: はっちょう → HATCHO)
撥音(ん)なんば → NAMBAB・M・Pの前ではMにする(例: ほんま → HOMMA)
長音(おう)おおの → ONOO+U、O+Oは長音として扱い、Oに統一する
長音(うう)ゆうき → YUKIU+Uの場合も長音として1つにまとめる

具体例で確認

よくある名前のヘボン式表記例です。

名前(かな)ヘボン式ポイント
ゆうこYUKOUU → U(長音省略)
しんいちSHINICHIパスポートではアポストロフィなしで表記
じゅんぺいJUMPEIん + P → M
りょうたRYOTAOU → O(長音省略)
いっぺいIPPEIっ → P を重ねる
おおにしONISHIOO → O(長音省略)

非ヘボン式表記の申請

パスポートの氏名は原則ヘボン式ですが、外国式の表記や国際結婚による複合姓などの場合は、非ヘボン式表記を申請できます。ただし、一度非ヘボン式表記で発行されると原則変更できないため、慎重に検討する必要があります。

また、長音表記について「OH」を使いたい場合(おおの → OHNO)なども、別途申請が必要です。